言語指導の続き。ABAは言語指導というよりは療育と言う方が正しいのかもしれません。

ぴよんの場合、マッチングと動作模倣からスタート。それから音声指示と名前付けに移っています。こららが軌道に乗ってから音声模倣となる予定です。あ、やっぱりそうなんや〜、というのが正直な感想。そう、実際に正しい発音を促すまでにいろいろと基礎(物の名前の認識、大人の真似をすることなど)を作らなくては言葉の発声練習まで行かないようです。

療育なり、言語指導となり、じゃあ、どういう風に入力をするのか、というのがそれぞれ療育先によって違ってくるのですが、ABAの場合、強化因子といってご褒美を用意しそれを与えます。それはお菓子だったり、飲み物だったり、好きなおもちゃや絵本だったり、単に親が笑顔一杯で褒めるだけでもいいです。ぴよんの場合一番強力な強化因子となったのがiPodです。それとプロントという介助を入れます。マッチングの場合、まずは大人が子供の手を取ってマッチングさせます。そしてすかさずご褒美をあげます。それを繰り返し、介助を少なくしていくと、こうすると好きなものが貰える、褒めてもらえる、ということが分かってくるようで一所懸命考えて課題をこなすようになります。あまり詳しくは書けませんがざっとこんな感じです。

ぴよんの場合、少しダウン症の中でも意味のある言葉の発声がゆっくりなようです。こちらのいっていることはかなり分かっているようで、行動にうつしてくれるのですが、なんせまだ宇宙語なので親のほうはさっぱり?な感じです。ま、親のほうはそれほど慌てていませんが、基礎からやり直し、という感じでしょうか。

ゆっくりなりにも最近では音声指示が出来るようになってきて、「あたま」というと・・・・・三秒後くらいに頭をおさえてくれます。ばんざい、ぱちぱち、ばいばい、は前から出来ていたのでランダムに言っても大丈夫です。最近は「あし」というとこれまたうーんと考えて・・・・三秒後くらいに片足をあげます。動作模倣は右脳を使っていて視覚ですぐに反応するのですが、やはり左脳の指示伝達がゆっくりなのか考えてから判断するには時間がかかるようです。どうもばんざい、ぱちぱち、ばいばいは音声指示でも生活習慣の中で身に着けた右脳行動かもしれません。

こんなに書くとそうとう一所懸命やっているように思うかもしれませんが、これまた大雑把なO型のなんとかなるさワーキングマザーですので、週末に嫌がるぴよんを押さえつけてやってる次第でございます。こうなるとどうしても人様のお手を借りるしかないのが事実で、ワークアンドライフバランス、というよりうちはワークアンド療育育児バランスをいかに取るかをいうのがこの何ヶ月かの私の悩みです。