今日、TVでいのち輝きSPと題する3夜連続ドキュメンタリーの第一弾がありました。もともと医学系の番組、ドラマが大好きな私ですが、ぴよんがおなかにいる時先天性心疾患があると分かってから、旦那も含めてこういう番組にはまるように。


ご飯の片付け、明日の支度、お風呂に入りながらと集中して観ることはできなかったのですが、中でも印象に残ったのがカンボジア訪問看護に奔走する女性が忘れられないという家族のお話。


この看護師さんが勤める病院へ来た老夫婦とそのお子さん。お子さんが高熱か何かの病気でなんと200キロを越えるところからこの病院の評判を聞いてやってきたそうな。そのお子さんは捨てられていて脳性まひを持っていた。その子が赤ちゃんの時、子供に長年恵まれなかったこの夫婦は自分達の子供として育てた。看護師さんがお母さんに聞く。「仕事も思うようにできず、大変でしょう。」そうしたら母親が「この子がいて、子供を育て、一緒に暮らすということが、こんなにもすばらしいことだとは知りませんでした。とても幸せなんです。」その言葉を聞いた看護師とスタッフは泣きに泣いたそうな。貧しい国で、子供を育てられず子を捨てる親もあれば暴力を振るう親もある。でもそんな中にもこんなにすばらしい親子がいるなんて・・・・。毎日何十組もの親子を診る看護師、スタッフ。彼らの心に残っていて忘れられない親子という・・・。


それぞれの価値観があると思うし、状況、環境もある。いろんな選択肢もある。でもなぜか私も泣けてしまった。ぴよんもダウン症候群を持ち、その合併症として重い先天性心疾患がある。なかなか厳しいこともあれば、考えなければいけないこともいっぱいある。手術に健康管理に療育に仕事に、親も子も疲れ果てながら日々生きていかなきゃいけない。人生楽あれば苦もあるというし、子育ては楽しみ半分苦労半分。外から見れば私達はちょっぴり普通でなくて大変に見えるだろうけれど、家庭の中ではそれなりに笑いもあれば楽しみもある。

今日のNEWS23ダウン症の娘さんを持つ家族が出てきた。旦那が別室から呼ぶ。「4ちゃん見てみー」ういうい。「娘さん、可愛かったよなー」「そうやなー。コロコロしとったで。ぴよんは細っちょろいなー。」「あはは、ま、ええやろ。」「じゃ、ぴよんと一緒に寝るわ。おやすみ。」そうやって旦那は寝ているぴよんをそっと抱えて寝室に向かう。