作業所について

ぴよんの伯母ちゃんからパン屋さんのお話が出たので少しそのお話。どうして私がぴよんの伯母ちゃんの会社がいい会社、って言ったのかというと、このパン屋さんは作業所だと思うのだけど、作業所の多くはダウン症の従業員に十分な給料を支払えるほど利益がでていないので、その売り上げに貢献してくれている会社は私としては良い会社、となる訳なのです。最近の報告では作業所や授産施設の平均月額賃金は1万円台。たしか7000円から1万7千円くらいだったと思う。これではなかなか生活費の足しにもなりそうにありません。


作業所の多くは元をたどれば、障害者の親が人を集め、わが子やその仲間の働く場所を作ろうということで始めたところが多いらしいです。なので、経営という面では素人の方が多く、純利益はほんの少し、あれば良いほう、という状況らしいのです。


最近では企業に設けられた障害者雇用枠、というものに、少しずつ、ほんの少しずつではありますが、身体障害者だけではなく知的障害者も採用する企業も出てきたようです。運よくこういう理解ある企業に就職できたならば、賃金は月収で10万ほど。ぴよんが大人になるころにはもっと障害者が働く場所や機会があればいいな、と切に願うばかりです。


障害者でなくても仕事をするということはきれいごとだけではありません。ぴよんに好きなことをさせてあげたい、とは思うものの、少しでも自立した部分ができるようにしてあげたいな、とダウン症児の新米ママは思っているのです。


ちなみに、ぴよんが心臓関連でかかっている病院のリネン類のクリーニングも作業所に委託されていました。ぴよんを生んでから、こういうことに目が行きやすくなったように思います。


また折に触れ、この話題を取り上げていきたいと思います。