最近、近所に住む友人にぴよんのことを告白する機会がありました。ちょうど行ってみたいティールームが近所にあったので、ぴよんを連れてそこで待ち合わせすることに。でもそこのティールームは禁煙席がなかったので(今時、まだあるんですね。結構有名なお菓子メーカーなんですけど。)急遽、掃除のできてない我が家に来てもらってケーキを食べることに。
久々に会ったので近況報告や育児の話なんかで大盛り上がり。入院の話に差し掛かったので、切り出してみました。「この子、心臓が悪くって入院してたのよ。その心臓が悪いのは実をいうとダウン症だからなの。この子ダウン症なの。」彼女はそんなに動揺した顔はしていませんでしたが、やっぱりびっくりした様子。もちろん、これからも変わらずお付き合いしてね、お子さんを含めてぴよんと遊んでね、というお願いは快く引き受けてくれました。ところが、


「あのー、結婚されてる方っているんですか?」


うん?私の心臓がドキッとしました。あれっ?って。
「私の知ってる限りでは日本ではほとんどないみたい。海外ではあるらしいけど。」
(すみません、この情報定かではありません。この情報、ダウン症の方同士の結婚のことかもしれません。)その時はあまり深く考えず、その友人とは別れましたが、その夜は相当ブルーになってしまいました。この質問は親が自問自答することはあっても、友人が障害を持つ子供の親にする質問ではないような気がします。もしかしたら理由があるのかもしれません、もしかしたら心配をして聞いたのかもしれません、悪気はなかったのだと思います。体調が悪くって、思いやるキャパがなかったのかもしれません。だけど少しだけ、興味津々で、私達のことを心配していることはないような、なにか客観的に見ているような、そんな印象を持ってしまってもおかしくないような質問でした。
人間、急にびっくりさせられるような告白をされると、用意ができないため、心にもないことを言ってしまうこともあります。私も反省しました。うまく伝えれなかったかなぁーって。もしかしてタイミングが悪かったかなーって。できるだけ私もいつまでもこの質問を取り上げることなく、あまり深く考えず、この友人との関係をよくしていくように努力していきたいと思っています。これからも仲良く関わって行きたいと思った友人だから告白したのですから。
ちなみに我が家では「ぴよん、いついつまでもパパとママと一緒にいよーなー」と語りかけています。そのときのパパの顔はでれでれです。だけどそれは親の勝手です。本人が本当に望めば、そのときは彼女の手をそっと離し、少しでも自立した生活ができるようにグループホームだろうが、結婚であろうが、どんな努力をしてでも親として支えていきたいと思っています。