ぴよんの父方のおじいちゃんはなかなか興味深い方です。「2006年のありがとう」に出てきましたが、ぴよんのことが大好きというか大変興味を持っているようで、休みの日や仕事の休み時間に我が家にやってきてはでれでれの顔をしてぴよんを抱っこしたり、あやしたりして帰ってゆきます。
日曜日、我が家に新車の白いプリウスがやってきました。おじいちゃんのおうちの車です。結婚して7年になるけど、ぴよんが生まれる前に私がぴよんのおじいちゃんに会ったのはお正月以外ではたったの3回。2回は私達の引越しのお手伝いに、後一回はパパとおじいちゃんと3人でゴルフに行ったときだけです。パパの話では「俺が小さい頃、親父に遊んでもらった記憶はほとんどない、仕事の後は飲み歩いてばっかりでほとんど家にいなかった。若い頃は白っぽいスーツの裏地に龍の刺繍なんか入れてて、強面だし、ちょっと友達には怖い系の人に見られていた。タバコ、お酒、競馬とゴルフが趣味。次に車買い替えるならクラウンかベンツっていうとったで。」なので私のイメージは→「孫ができても興味なんかないだろーなー、ぴよんのパパはかわいそう、お父さんの愛情もらえてなかったんだなー。(←余計なお世話なんですけど。)」
ところがです。ぴよんが生まれるやいなや、早速病院にお祝いに来てくれ、生まれたばかりのぴよんを抱っこしてでれでれ。うん?その後ダウン症ということが分かった後も我が家に足を運んでいる・・・・おじいちゃん、本当にダウン症のこと理解してるのかな??その問いにおばあちゃんは、「いくらなんでもおじいちゃんはそんなにアホではないでー。」
ぴよんが手術で入院中、毎日病院へ通う私に、「今度(ハイブリッドの)プリウスを買うんや。日頃使わんから乗ったらええで。病院に通うのにも便利やろ。静かやし赤ちゃんにはええやろ。」
パパのいとこ達が生まれた頃、物心つくと子供達はタバコのにおいがする強面のおじいちゃんから遠ざかってしまって、おじいちゃんは悲しんでいたそう。どうかぴよんはいつまでもおじいちゃんのことを好きでいて欲しいな、と母は切に願います。
お宮参りの日にプリウスを私達にお披露目したおじいちゃん。おじいちゃんが強面をふっと緩めてうれしそうにちょっとした自慢。「ナンバー見てくれんとあかんで。」なんとその番号はぴよんの誕生日。おじいちゃんありがとう。プリウス、ぴよんと一緒に使わせてもらいます。ぴよんがもう少し大きくなったらおじいちゃんの得意な水泳を教えにぴよんをプリウスに乗せてプールに連れて行ってくださいね。