あの後どうなったかというと・・・・

念には念を、ということで薬も5日間飲みきって、保育園にも行かずに過ごしていました。が、ここぞとばかりに病院通いや療育通いしたのがやばかったのかな。火曜日に無事シナジスを受けれたので、木曜日には予定していたこども病院での眼科検診にパパとぴよんを送り出す。が、帰ってきたら体にまだら模様の発疹が。金曜日にはそれがひどくなっていたので、朝療育に行ってその足で大学病院へ。その夜から高熱が出ました、はい。


週末中は熱が出たり下がったり。月曜日は37度台に下がったが、午前中に大学病院の小児科行くけど特になにもしてくれず、薬の処方だけ。パパが「耳は大丈夫でしょうか」と聞くと耳鼻科にまわされ、耳鼻科の先生に「中耳炎ですね、鼓膜を切開して膿を出しましょう」と言われたパパは慌てて「切るのは止めてください!」と帰ってきてしまった。午後はバトンタッチで私が看病するのだけど、私も中耳炎をそのままほっとくことが気になって仕方ないので、一度かかったことのある近所の耳鼻科で診てもらう事に。その医者では耳の中が少し腫れているように見えるが、切開するほどではないとのこと。「切るのは止めてください」と慌てて帰ってきたパパの判断は正しかったことになる。

中耳炎の心配はなくなったが、夕方になり新たな心配が。熱は無いのに、食べたものを戻したり、朝からほどんど水分を取りたがらない。哺乳瓶を持っていっても、両手で押し返す。こんなことはじめてだよなぁ〜、と心配になったので、こども病院に電話。この時点で母も父も疲れ果てていた。ちなみにシャントを置いている赤ちゃんにとって脱水症状は致命的であることをここに明記。


で、電話での先生との会話。
私「え〜、かくかくじかじかで今朝から水分が取れていません。おしっこも午後からあまりでていないんです。病院に連れて行くのは明日でもいいでしょうかね」
先生「お母さん、今から連れてこれますか」
私「はぁ〜(この時点で相当疲れている)」
先生「どこにお住まいですか。近くの病院を紹介しましょうか」
私「あ、いえいえ、では今から連れて行きます」

パパ「ま、まずご飯食べよう」(←今思うとすごい展開の会話)
私「そうね。そうしよう。今日は私が1人で連れて行くね。二人でいって二人とも体力消耗してもいけないし。」
と、結局ご飯を食べてから病院に向かったなんとも信じがたい親です。


今までなら慌ててすっ飛んでいった私達ですが、そんなに一秒を争う状態でないことも分かるし、何よりも究極に疲れていた二人でした。ははっ、でもちょっとぴよんには悪いことしたかな?病院について血液検査やらレントゲンやらで結局肺炎の可能性があることと、しっかり治して水疱瘡の予防摂取を受けて帰りましょう、とのことで即入院に。(というか、私達にとってはようやく入院ともいえる。)


病院でのぴよんは少しずつ元気を取り戻しておりますが、まだ水分が思うように哺乳瓶から取れていません。のどが痛いのかな?ご飯はまずまず食べれているのですがね。で、めったに風邪を引かない母ですが、結局私も同じような風邪を引いて耳とのどがパンパンに腫れて、咳出しております。


なんとかなるさワーキングマザーを目指しているのに、なんとかなってないぞ。そんな私に実家の父が電話で
「いろいろあるもんや。乗り出した船、引き返すわけにはいかん。乗り越えていかないかんのや。小さいうちは特にいろいろある。でも大きくなってもいろいろあるわな。まー、がんばりーな。いつでも香川から特殊部隊(ばあばのこと)を送り出すからな。連絡してき。」

ちなみにこども病院の耳鼻科で耳はまったく心配ないとのことだった。俺の判断は正しかったと胸を張る。それにしてもダウン症の子の耳の構造はそんなにもややこしいんかい?鼓膜切開を免れたけど、何度も耳を覗かれ鼻水を吸引され、そのたびに泣き叫んだぴよんはかわいそうを通り超えて親二人笑うしかなかったです。